人がニートを辞めるためには 7  選択権は君にある

自分が駄目な人間と思うと、他人に人生の選択を委ねてしまう。
でも、他人に選んでもらった人生など楽しくない。

1 将来を他人に委ねるな

他人に勧められた職業は長続きしない。
ニートになると、なんでもいいから就職したいと思うはずだ。

しかし、自分の苦手なものを無理して仕事にしたら
精神的にも肉体的にも疲弊してしまう。

何でもいいと仕事を決めてしまえば
数年後に後悔するだろう。

仕事を継続するには自分で決定したという
意思決定が不可欠だ。
辞める事も続ける事も自分の責任で決めなくてはいけない。


2 人には得手不得手がある

ハローワークに行くのが苦手、友達が少ない、対人関係が苦手な人は
避けたほうが良い職種がある。
サービス業や飲食業、営業などの接客を主体とする職業は
最初の選択肢として避けたほうが無難である。

この職種は、アルバイト経験を経て苦手を克服した後に
選択すべきである。


3 まず苦手を知ろう

自分の適性を調べる前に、自分が苦手な職種を見つけよう。
自分の場合、対人関係が苦手だったので
営業や接客業、飲食業を避けるようにした。
また、ペーパードライバーだったので
配達業の仕事も選択肢に除外した。

除外した仕事以外で仕事を探せば
選択肢は見えてくる。

4 適性検査 R-CAP

適職の参考として『適性検査 R-CAP』を試してみるのもいい。
僕は大学とハローワークで勧められた。

自己分析・適職発見プログラムR-CAP
就職活動をバックアップする自己分析・適職発見プログラムR-CAP

自分の適性を知る上で大変参考になった。

自分の一番の職業適正が
プログラマー』と『芸術家(笑)』だった。
それ以外は、概ね自分の納得する結果であった。

5 対人関係は経験と時間が解決してくれる

仕事を始めても人間関係がうまくいかないと思うだろう。
人と比べて打ち解けていない、会話が続かない、自分が暗い性格だと
悩むだろう。

でも、そこで辞めてはいけない。
誰でも、ボッチになる環境はあるし
他人には人の好き嫌いがある。

嫌われてもいい。
職場の全員に好かれる必要なんてない。
嫌われた人と同じくらい、自分を気に入ってくれる人がいる。

自分がアルバイト時代、部署の変更で他人に好かれやすい
環境で働くことができた。
新しい部署の先輩はコツコツと仕事をこなす
自分を褒めてくれた。
自分の前任者がよくサボる人らしく
マジメだけの自分を高く評価してくれた。

仕事を続ける事も評価されたのだ。 

対人関係は、経験と時間で解決できる。
自分の倫理観を信じてマジメにやれば
評価される時が来るだろう。

6 逃走ルートも確保せよ

それでも居心地が悪けなれば、辞めてしまうのもいい。
最後に逃げる場所を確保しないと鬱になってしまうからだ。

続ける場合も
趣味に逃げ込む逃走ルート、旅行に行く逃走ルートを用意する。

一番危険なのが仕事によって鬱になることだ。
うつ病は復帰が容易ではないので自分を追い込む仕事は
避けるの方がいいと思う。

逃走ルートを人生に用意しよう。
仕事なんていつでも辞められる。
追い込まれる前に逃げるのは負けではないはずだ。

自分がどんな仕事に決めて、どのように仕事するか
どうやって続けるかは、あなた自身が決めることだ。

いつも、選択権は君にあるのだから。