人がニートを辞めるためには 8  転職は適正レベルでいこう!

ドラゴンクエスト3で転職するには、レベル20が必要だ。
ニートがアルバイトをするには、適正なアルバイトが必要だ。

1 社会復帰の為のアルバイ

数ヶ月のニート生活で僕は対人恐怖症に陥った。
最初から長期のアルバイトが無理だった。
暮れの12月に僕は短期のアルバイトを始めた。
クリスマスと正月限定の惣菜のアルバイトだった。

接客が苦手だったので単純作業の業種にした。
とにかく仕事をして収入を得る事に慣れよう思った。

これが、適正レベル1の仕事だった。
班長のおばさんに怒られたが、
数週間の付き合いなので自分のプライドは温存できた。

2 コネによるアルバイ

友人の左官屋の仕事を手伝った。
対人恐怖症でもできる仕事を発見した。

また、現場監督の親方と会話した。
初対面の人と会話できるようになった。
適正レベルが2に上がった。

3 缶詰工場のアルバイ

派遣会社に登録をして、缶詰工場に勤務した。
寮が用意され、初対面の人と共同生活をした。

30代や40代の先輩と長期間勤務した。
タバコは吸わなかったが、喫煙コーナーの教えは
今後の糧になった。

様々な人と会話して、多くの教えを受けた。
対人恐怖症は回復した。

適正レベルが20になり、フリーターから転職可能になった。

4 自分のダメージ計算をしよう

ニートがアルバイト始める前に気をつける事は
自分の社会適性レベルを知ることだ。
他人と仕事をする場合、どれぐらいの期間を
耐えられるかを考えよう。

まずは、短期から始めて長期のアルバイトを始めると良い。

5 コミュニケーションの基本は聞くこと

対人恐怖症の人が躓きやすいのは、話すことだ。
発言が相手の不快になる事に怯えてしまうのだ。

しかし、大事なのは”話す事”ではなく”聞く事”なのだ。
アルバイトにおいて指示を聞いて行動する事が大事になる。
聞く力さえあれば失敗を減らせる。

対話の大きなダブーは、相手に構わず一方的に話してしまう事だ。

オタクの場合、相手の趣味に有り無しに関わらず
一方的にアニメの話をする。
しかし、興味がない人にとってその会話が苦痛で
会話をしにくい印象を与える。要は嫌われる。

会話はキャッチボールなので、会話が苦手と思ったら
とにかく相手に合わせて聞き役に徹しよう。

僕がこの方法で40代と50代の先輩と会話できるようになった。
特に喫煙室は会話のスポットで、多くの教えを受けた。

積極的に話す必要はない、会話は聞くことが大事なのだ。
対人恐怖症の克服は長い道のりだ。
だが、経験値を貯めれば必ずレベルアップできる。

ニートであり続けたら、スライムを倒す事もできない。