2013年から俯瞰して

高校生で何かをつくる事は素晴らしい。
それがどんなに下手糞なものであってもいいのだ。

1999年のゲーム製作は良い思い出だった。
集団でのまとめ方や人によって意見を聞く方法を変えるやり方は
コミュ障の僕にしては上出来だったと思う。

僕を含めて、ストーリー作りが素人だったけど
単なるアイディアからゲームのシナリオへ発展させるやり方は
間違っていない。

2009年に通しででプレイをしたが
ストレスを感じることがなく最後までプレイできた。

戦闘も『雑魚戦は2ターン』を徹底して
エンカウント率も納得できる内容だった。

高校生にしてはきちんとしていた内容で
自画自賛ながらよく頑張ったという評価を与えたい。

問題はオタクコミュニティーの価値観の違いだった。

僕らの中では、美術部出身の者が絵を描いたり
漫画を描いていた人がいた。

そのなかで、何もできない者が努力しようとする者を見下していた。

スクールカーストの底辺にもスクールカーストがあった。
なにもできないオタクは、僕らがいくら高品質の製作物を見せても
批判するだけで評価をしなかった。
過程も結果も叩いていた。最後には人格批判をした。

他人が優位に立つのがムカツク、他人が成長するのもムカツク。
彼らの本音はいつもそうだった。

僕が一時期オタク嫌いだったのは、彼らがオタク趣味をファッションのように
扱っていたからだ。

他人との優劣の為にオタク趣味を利用していたのだった。

僕がオタクが好きなところは、キャラに共感して、キャラの幸せを願い、
製作者の苦労を感じ、同士を信頼して
それに関わる人間をすべてを愛しているところだ。

あのウィズダムブックには、高校生の僕らの愛情があった。

件の彼らは、青春の思い出があったのだろうか。
誰かと一緒に成し遂げる事があったのだろうか。
本気で喧嘩をした事があったのだろうか。

過ぎ去った年月は、答えをくれない。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com